こばると歴史探訪ログ

関西の史跡や寺社を訪れた記録です

第七十五代:崇徳天皇(すとくてんのう)の白峯陵(しらみねのみささぎ)

四国にある崇徳天皇陵に行ってきました。場所は香川県坂出市です。四国にある唯一の天皇陵です。

標高337メートルの白峯山の山上に、八十八か所の霊場のひとつ白峯寺があります。お遍路さんの参拝者が多いので、道はきれいに整備されていました。歩いて登っている人もいました。ご苦労様です。

お寺への入り口です。

中にも立派な門がありました。

お寺の中で白峯御陵を探しましたが見つかりません。

小さな看板がありましたので行ってみます。

 

行き止まりでした。参拝所ではないですね。

石碑だけありました。

 

「浜千鳥 あとは都へ 通えども 身は松山に 音をのみぞなく」

(浜千鳥の足跡(筆跡)は都へ飛び立つことができますが、わが身は都から遠く離れた松山で悲しみの声をあげて泣くばかりです。)

 

引き返したら白峯寺のお堂に行く途中で小さな表示がありました。

矢印は紙を木に貼り付けてあるだけの表示です。

 

小道を歩きます。

 

白峯御陵がありました。

 

御陵の中に木が立っているのは珍しいです。

 

御陵の前には立派な石段がありました。

 

石段を下りるといつもの宮内庁の看板が。こちらが正式な参拝道のようです。どこの御陵もお寺とは別にありますからね。

 

祖徳天皇の歌を掘った石碑が並んでいました。

 

 

結局のところ、白峯御陵に行く道はふたつあったということ。ひとつは第二駐車場からお寺の門まで行く途中に、上の写真のところから降りる道。もうひとつは白峯寺の門から入って少し歩くと、左側に小道があって御陵に行けました。どちらも表示がとても小さく目立たないので注意して探してください。やはり御陵は観光のコンテンツではないのでしょうね。