こばると歴史探訪ログ

関西の史跡や寺社を訪れた記録です

第九十代:亀山天皇(かめやまてんのう)の亀山陵(かめやまのみささぎ)

亀山天皇陵は、後嵯峨天皇陵と同じ場所、京都市嵐山の天龍寺内にあります。

後嵯峨天皇陵の左側に、同じように並んでいます。

亀山天皇は、後嵯峨天皇の皇子で、先帝の後深草天皇の弟になります。母は同じ中宮・西園寺姞子。

 

後深草天皇の体調が悪いため兄より譲位され、11歳で天皇になりました。1258年のことです。

 

父母から可愛がられていたので、皇太子は兄の子ではなく自分の子を指名し、譲位してから、治天の君となりました。

 

後深草法皇は怒り狂い、亀山系の南朝と後深草系の北朝(持明院統)による対立が生じることになりました。

 

上皇となり院政を敷いていたときには、元寇(文永の役:1274年/弘安の役:1281年)が起きています。

 

皇家の人間ながら、当時の新興宗教である禅宗・律宗を手厚く保護した。禅律振興政策は孫である後醍醐天皇、および後醍醐を敬愛した足利尊氏に継承されました。