こばると歴史探訪ログ

関西の史跡や寺社を訪れた記録です

第九十五代:花園天皇(はなぞのてんのう)の十樂院上陵(じゅうらくいんのうえのみささぎ)

花園天皇陵は、知恩院の北側にあります。休日に行ったのですが、土日祝日は閉められていて、参拝できませんでした。

 

お隣の青蓮院の庭から、行けるかも、と思って青蓮院の中へ。

 

こっちの方角のはずと、北側の小山を登ってみます。

 

柵越しで、近くには行けませんでしたが、十樂院上陵を確認できました。

天皇陵を今までずっと巡ってきましたが、土日に入り口が閉まっていたのは、ここと後白河天皇陵の2か所だけでした。残念です。宮内庁の担当者さん、納税者のほとんどは土日しかこれません。改善を求めます。

 

花園天皇は伏見天皇の第四皇子です。

大覚寺統の先帝後二条天皇が26歳で急死したため、12歳で即位しました。

在位は1308年から1318年の10年間。在位の前半は父の伏見上皇が、後半は兄の後伏見上皇が院政を布きました。

 

1318年に大覚寺統の後醍醐天皇に譲位。

譲位後は、皇太子となった甥光厳天皇の養育にあたり、南北朝時代 においては北朝側に付き、光厳上皇率いる北朝を支えました。