こばると歴史探訪ログ

関西の史跡や寺社を訪れた記録です

第八十二代:後鳥羽天皇(ごとばてんのう)の大原陵(おおはらのみささぎ)

後鳥羽天皇陵は京都左京区の大原にあります。

大原には5年ぶりくらいに行きました。ちょうど雪が積もっていてたので、麓の駐車場に車を止めて、三千院までは歩いて登りました。後鳥羽天皇陵は三千院の正門から北側へ少しばかり歩いたところにあります。

 

歴代の天皇陵を三分の二ほどを巡ってきたことになりますが、積雪の陵は初めてで、写真を撮るとき、テンションがあがりました(笑)

 

後鳥羽天皇の即位は1183年。平家が安徳天皇を西国に連れて行ったため、異母弟の後鳥羽天皇が4歳で即位しました。後見は後白河法皇です。

 

幼いときに即位したので、1192年までは院政が続き、1996年までは九条兼実の関白政治と、後鳥羽天皇は権力を得れませんでしたが、1198年に土御門天皇に譲位してからは、以後、土御門、順徳、仲恭と1221年まで、3代23年間にわたり太上天皇として院政を敷きました。

 

大河ドラマの「鎌倉殿の13人」では、北条義時と政治的な駆け引きを繰り広げてましたね。

 

1221年に北条義時追討の院宣を出し、承久の乱をおこしましたが、制圧され、後鳥羽上皇は隠岐島に流され1239年に崩御しました。60歳でした。

 

宮内庁により隠岐島は火葬塚、陵は大原に治定されています。隠岐島もそのうち訪れたいと思っています。