平成最後の日に、奈良県の橿原神宮(かしはらじんぐう)へ行ってきました。元号が変わる最後の日ということで、普段よりも人が多い感じです。
と、知ったようなこと言ってますが、実を言うと橿原神宮に行ったのは初めてなのでした。橿原神宮は、明治政府が建てた神社であるということ、神武天皇陵もその時に指定されたということ、また建国記念日はこの神社に民族派の宣伝車が集まるということなどから、歴史的な場所というより政治的な場所であるような気がして、今まで参拝したことがなかったのです。
しかし、元号というのは天皇制と一体です。時代の変わり目に、最初の天皇の所縁の地である橿原神宮へ行ってみようと思いました。 神武天皇は15歳で日向の国(宮崎県)で皇太子となり、45歳で東征を開始し、和歌山の熊野から大和に入って平定し、橿原で天皇になったとされています。古事記によると137歳で崩御したとか。神武天皇から九代目の開化天皇までは伝説上の天皇といわれています。
とはいえ、宮内庁の管轄している陵墓の一覧を見ると、神武天皇から開化天皇まで、ちゃんと場所は特定されているようです。
今回は橿原神宮の話です。
こちらは南神門です。南神門から入ると左手に下の写真の外拝殿があります。
外拝殿の中から、内拝殿に向かって祈ります。一般客は外拝殿までしか入れません。
内拝殿の様子です。内拝殿のさらに向こうに本殿があります。一般客は本殿を直接見ることはできません。参拝してから、と交通安全のお守りを買いました。新しい令和の時代も、無事故でありますように。
敷地横には大きな池があります。深田池という名前です。
鴨がいました。そういえば奈良は鴨、賀茂という名のつく神社が多いですね。
野鳥マップがありました。バードウォッチングの場所としてもよさそうです。
少し古事記も勉強してから、この辺りを再訪問してみようと思いました。次回は橿原市博物館にも行ってみようと思います。