こばると歴史探訪ログ

関西の史跡や寺社を訪れた記録です

第十ニ代:景行天皇(けいこうてんのう)の山邊道上陵(山辺道上陵:やまのべのみちのえのみささぎ)

景行天皇は日本武尊(ヤマトタケル)の父です。陵は纏向の箸墓古墳の近くにありました。崇神天皇陵を少し南に行ったところです。遺跡名は渋谷向山古墳です。

 

立派な前方後円墳で、宮内庁は景行天皇陵として指定していますが、少しあやしいようで、証拠はありません。しかし古墳の規模や発掘された埴輪からみて、四世紀末の大和王朝の大王の墓であることは間違いなさそうです。

 

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黒塚古墳の展示館で教えていただいたのですが、古墳は土を盛り上げて作ったのではなく、自然の場所を削って形づくっているものが多いのだとか。だから古墳の東西南北の方向がまちまちで統一性がないのですね。この古墳は龍王山の麓の尾根を削ってつくったもののようです。