こばると歴史探訪ログ

関西の史跡や寺社を訪れた記録です

京都の裏鬼門・石清水八幡宮

石清水八幡宮に行ってきました。

 

石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)は、京都府八幡市にある神社です。旧称は男山八幡宮。

大阪と京都の境にあり、京都の南の入り口といってもいい場所です。

 

平安京においては、北東側の鬼門を守護する延暦寺に対して、南西側の裏鬼門を守護する神社として位置づけられました。

 

八幡神とは、清和源氏、桓武平氏など全国の武家から武運の神(武神)「弓矢八幡」として崇敬を集めた日本の神です。誉田別命(ほんだわけのみこと)とも呼ばれ、応神天皇と同一とされています。

 

源義家は石清水八幡宮で元服し、「八幡太郎義家」を名乗りました。義家は、平安時代中期から後期の武将で、鎌倉幕府を開いた源頼朝や室町幕府を開いた足利尊氏などの祖先に当たります。

 

そのため八幡神は、武神として信仰され、源氏の広がりとともに全国で八幡宮が勧請されました。

 

この場所での有名な戦いは、八幡の戦い。南北朝時代の観応の擾乱の余波として発生した合戦の一つです。1352年に、山城国京都から石清水八幡宮において、後村上天皇ら南朝方の軍勢と、足利義詮ら北朝方の軍勢との間で行われた合戦です。

 

八幡宮は、小さな山の上にあり、車で登りました。駐車場はそれほど広くないのですが、シーズンオフなのか、待ち時間なしに停めることができました。境内もそれほど混雑していませんでした。

 

おみくじを引いたら16番。運勢は「未分(上昇運)」でした。

 

未分は「いまだわかれず」と読みます。大吉、吉の次の三番目。「今は運勢が決まっていないが、今後の行いで良くなるよ」という意味のようです。