大阪の太子町にある竹内街道歴史資料館へ行ってきました。
竹内街道(たけのうちかいどう)は、奈良県葛城市の長尾神社と大阪府堺市の仁徳天皇陵あたりを結ぶ日本最古の街道です。
整備された時代は、推古天皇の7世紀。小野妹子らがた遣隋使として中国大陸へ行き、帰ってい来るときに隋の使者も一緒に来るので、立派な道が必要だろうと、聖徳太子が整備したそうな。
小さな資料館には、古墳で発見された銅鐸や埴輪とともに、竹内街道の説明資料が展示されていました。聖徳太子を主人公にしたオリジナルアニメ説明動画もありました。それほど展示の内容は多くありませんが、飛鳥時代の京と大陸との関係について興味のある人にとっては、見学も有意義になると思います。
竹内街道の今は、家がぎっしりと立ち並び、昔の面影は全くありませんが、当時は幅20メートルを超える大道であったそうです。堺や古市の大古墳の傍を通るその道を、多くに人が行き来して、さぞかし立派な道だったのでしょうね。
都が藤原京から平城京、平安京と北に遷都されるにつれ、この街道の重要性がなくなっていったようです。