先代の推古天皇陵は、大阪の太子町にありましたが、舒明天皇は飛鳥の近くに戻ります。場所は山と山に挟まれて谷となっているところです。天皇陵巡りをしていなかったら、こんな入り組んだ場所に来ることもなかったでしょう。
舒明天皇は、古人大兄皇子、天智天皇(中大兄皇子)、間人皇女、天武天皇(大海人皇子)の父親になります。在位は12年ほど。崩御した後は、皇后の宝姫王(皇極天皇)が即位しました。
しかし場所に関係なく、施設としてしっかりと整備をされていました。暑い中行きましたので、汗だくになりました。
駐車場は一般に開放されていて、すぐ目の前に拝礼所までの石段があります。
真夏なので緑が濃い色をしていますね。今年はものすごく暑いです。
汗をかきかき頑張って登りましょう。
上まで登ると谷間からこのあたりの集落を見下ろせます。
駐車場脇に谷の奥へと続く道がありました。
歩いていくと別の陵があるということです。
鏡王女とは、はじめ天智天皇の妃だったが、後に藤原鎌足の正妻となる人です。万葉集の歌で知られているのですね。そういえば、どこぞの小説で藤原鎌足が、「俺は女を押しつけられて結婚した」と愚痴を言っている場面がありました。しかしはやり、いろんな説があって、実在の人物像は不明瞭です。
さらに奥に進むと、大伴皇女の陵がありました。
こちらは宮内庁がしっかりと管理をしています。
なんだか人家が見えず秘境的な感じ。やはり奈良の自然はよいですね。
と思ったら、遠くに見える白い看板のようなものが。せっかくいい景色なのに余計な建物だなあ。
帰りに近くで確認したら桜井市グリーンパーク ゴミ焼却所でした。うーん。奈良はこういう景観を壊す建物多いです。