敏達天皇陵は、別名：河内磯長中尾陵（こうちのしながのなかのおのみささぎ）で、大阪府南河内郡太子町にあります。ちょっと不便な場所ですね。一番近いのは喜志駅。距離は歩いて45分くらいです。
少し北のほうに聖徳太子陵がある叡福寺があります。大阪府立近つ飛鳥博物館も近くなので、いろいろと寄るところはありますね。
前方後円墳らしいのですが、山の中に埋もれていて、上空からは形が明瞭に見えません。拝礼所まで長い小道があります。
駐車場の入り口付近にバイクを停めました。
駐車場から小道が続いています。
イノシシ注意の看板が！
ミカン畑の横を通ります。
ミカンが落ちています。最近ミカンをよく買っているので勿体ないと思いました（笑）
拝礼所が見えてきました。
ちょっと雰囲気変わわってきました。
系統図を見ると敏達天皇は聖徳太子の叔父です。敏達天皇の時代は、蘇我馬子や聖徳太子が仏教を広めようとしていました。敏達天皇は廃仏派の物部守屋寄り。物部守屋と中臣氏と、蘇我馬子が対立していました。
蘇我馬子が寺を建てた時に疫病が発生したので、物部守屋が敏達天皇に働きかけ、仏教禁止令を出させて、仏像と仏殿を燃やしました。敏達天皇は病が重くなり崩御し、物部守屋と蘇我馬子の対立は一層激しくなっていきました。
歴史上は優柔不断な感じもする敏達天皇ですが、陵墓もどことなく寂しげな印象でした。拝礼する人もいなさそうです。
